レッスンの感想〜音大生編

おんがく

今回、レッスンの感想を書いてくださったのは、
洗足学園大学2年の山口亜希菜さんです。


彼女は、私の夫の大野雄太の生徒で、
自粛期間中に実家に帰り、毎日吹きすぎたのをきっかけに、演奏の調子を崩しました。

やはりここは夫婦の連携プレーです。
ホルンのレッスンでできることとできないことを知っている夫は、
ここはアレクサンダーテクニークの出番だと、私を頼りにしてきたわけです。

もちろん、私は未来ある演奏家の力になれれば、と思っているので
願ったり叶ったりでした。

アレクサンダーテクニークのレッスンを集中的にしていたのは3ヶ月ほど。

彼女はみるみるうちに変化していきました。
この変化の最中、彼女の中で相当な葛藤があったと思います。

レッスン時だけでなく、我が家で食事を共にすることが多かったため、
たくさんの話をしました。

私の思っていること、彼女の思っていること、
彼女がどうなりたいのか、私が彼女にできること、
いろんな話をしました。

私自身、彼女に教わったことは、
アレクサンダーテクニークのレッスンは、信頼関係で成り立つコミュニケーションである、
ということでした。

彼女の変化は演奏だけでなく、
彼女の良いところがより際立って、
本来の彼女らしい彼女になっているのではないかな、
と思っています。

この先どうなるのかとても楽しみです。

それでは、こちら↓をどうぞ!


私は音楽大学に通っています。
ずっと憧れていた先生のレッスンを受けられることが本当に嬉しくて、無我夢中で練習していました。

この頃は練習することがとても楽しく、とても充実していました。
大学の授業がオンラインになったり…とコロナ禍における新しい生活様式で、疲れやストレスが気付かぬうちに積み重なり、頭痛や食欲不振など体調を崩してしまいました。
当時の私は、休んだら下手になると思い込んでいたので、多少体調が悪くてもいつも通り練習していました。

そして体調のみならず、楽器の調子も悪くなっていき、改善方法を片っ端から試しても良くならず、むしろ悪くなる一方…。
途方に暮れ、先生に相談したところ、アレクサンダーテクニークのレッスンを進めてくださったのがきっかけです。

初回レッスンの際に、大学一年時の実技試験で頭が真っ白。
しまいにはパニック状態に陥り、演奏を非難されたことがトラウマになっていて、今でも本番に恐怖心があると勇気を出して話しました。

それでも、自分の納得のいくパフォーマンスがしたい!自分のやりたい音楽を表現したい!など、これまでの経験や、やりたい事を明確にお伝えすればするほど内容の濃いレッスンになっていくことを実感しました。

雅子さんのレッスンは、一方的なレッスンではなく、一緒に考えて多様なアイディアをご提示くださるので毎度新しい発見があります。
身体の理想のバランスや自分に合った姿勢で演奏した時の音の抜け方や、楽に楽器が鳴る、身体と楽器が共鳴する感覚が久しぶりに掴めた時は、嬉しさのあまり泣きそうになるほどでした。

上手くいく時は、楽器を構える時点で独特な言葉では表すことのできないような不思議な感覚があります。
その不思議な感覚はあまりにも一瞬で、全く同じ感覚はもう戻ってこないので、毎度新鮮な気持ちでトライすることができます。

そして、身体の使い方だけではなく、レッスンの一コマに加えられているワークのおかげで、自分が大嫌いで悪いところばかりに目がいっていた私が、徐々に自分自身を受け入れられるようになり、意思を伝えられるようになりました。

ちょっぴり自信もついてきました。

自分が変わると関わる人たちが変わっていくことが驚きでした!

新たに心と身体の軸が形成されていき、自分自身の変化を楽しみながらレッスンを受けています。
気付いたらできるようになっていた!なんてこともありました。
ポジティブに考えられるようになるので、練習が楽しいです。
アレクサンダーテクニークは、私の生活において必要不可欠な存在になりました。

有意義な時間をありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。


洗足学園大学ホルン科 2年 山口亜希菜

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